交野だより

旅 行野 鳥

 【旅 行】上海・寒山寺

邵 稼 楼 古 鎮田 子 坊西 施 荘寒 山 寺外 灘藕 園豫園 商城多 倫 路



楓 橋
楓橋は寒山寺の北100メートルのところにかけられた石造の太鼓橋で、周辺は「楓橋風景名勝区」として整備が進んでます。


普明宝塔と鐘楼
大雄宝殿の南東側には、屋根の大きく反り返った2階建ての鐘楼があり、観光客はそこで鐘を撞くことができます


除夜の鐘

寒山寺では、毎年大晦日に除夜の鐘が鳴らされ、その鐘の音を聴くと10歳若返ると言われています。
除夜の鐘を聞きながら新年を迎える行事は、1979年に池田市日中友好協会名誉会長、蘇州市名誉市民でもある藤尾昭が発起人となって「寒山寺新年聴鐘声活動」として始ました


日本では仁王像?

大雄宝殿
境内中央には、本堂にあたる大雄宝殿があり、金色に彩色された釈迦牟尼仏・阿難・迦葉の像があります。羅漢堂の向かい側には、鐘房と碑廊があり、数多くの鐘や古い詩碑が保管されています。
弘法堂
弘法堂には玄奘三蔵を中心にして右手に鑑真、左手に空海の像があります。
ガイドさんの説明では唐招提寺の鑑真和上像の複製で日本からの寄贈だそうです

寒山寺は、中唐の詩人で政治家でもあった張継の七言絶句「楓橋夜泊」によって広く知られています。この詩は都落ちした旅人が、蘇州西郊の楓江にかけられた楓橋の辺りで船中に泊まった際、旅愁のために眠れぬまま寒山寺の鐘の音を聞いたという様子を詠ったものです。

月落烏啼霜満天、  月(つき)落(お)ち烏(からす)啼(な)きて霜(しも)天(てん)に満(み)つ

江楓漁火対愁眠。  江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す

姑蘇城外寒山寺、  姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)

夜半鐘聲到客船。  夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る

(意味)

月は西に落ちて闇のなかにカラスの鳴く声が聞こえ、厳しい霜の気配は天いっぱいに満ちている

運河沿いに繁る楓と点々と灯る川のいさり火の光が、旅の愁いの浅い眠りにチラチラかすめる。

そのとき姑蘇の町はずれの寒山寺から、 夜半を知らせる鐘の音が、私の乗る船にまで聞こえてきた。



普 明 宝 塔
境内東端、最奥にある高さ52mの普明宝塔は、唐の楼閣仏塔を模して1995年12月に建てられました

5重の塔内部には各階に仏像が安置されていました

 TOP


Copyright ©katano Dayori All Rights Reserved