F-4ファントムの後継として開発された大型制空戦闘機で、第4世代ジェット戦闘機に分類される。軽量な機体に大推力のエンジンを2基搭載し、後継機であるF-22が戦力化され、原型機の初飛行から既に40年経った現在でも世界トップクラスの性能を誇る。
平凡な平面形の主翼に水平安定板を組み合わせた保守的な設計だが、当時としては画期的な機動性を実現し、数々の実戦経験がありながら、 空中戦における撃墜はされていないとしている
1975年に1号機が納入され、 1976年6月に部隊使用が認められ、救難飛行艇「US-1」と名づけられた。 波高3mの荒れる海への着水が出来るほか、時速100km程度で離水可能な短距離離着陸性能を有している。 海自の機体は潮風に影響されることで、ヘリコプターなどは概ね寿命が短いが、US-1も荒波への強行着水など、過酷な運用ゆえに機体の消耗は激しく、15年ほどで寿命を迎える
一方 低速と大きな機内容積や積載量を要求される対潜哨戒機としては格好とされヒットとなった。
昭和60年に輸入された後、改修作業を受け、昭和62年から6機が調達された。全て岩国航空基地に配備された。事故での損耗により、現在の運用機数は4機。 艦隊訓練支援機として使用するために、胴体下部にHPS-103気象・航法レーダーを装備し、主翼下に標的曳航装置やECMポッド、チャフポッド用のパイロンを増設、翼端燃料タンクの先端には左翼側にミサイルシーカー・シミュレーター、右翼側に評価・記録用テレビカメラを搭載している。これらの装備により、U-36Aは自らをミサイルに見立てて飛行し艦隊への対艦ミサイル攻撃をシミュレートする他、標的曳航機として艦隊の対空射撃訓練を支援する。
陸上自衛隊では平成3年度から、エンジンをAH-1Sコブラと同じT53-K-703に換装し、ワイヤーカッターなどを装備した改良型UH-1Jに切り替え平成19年までに130機を導入しています
防衛庁では平成9年からUH-1後継機としてUH-69JAの (約37億円)の導入も開始したが、大変高価なためにUH-1J (約12億円)と混用する計画に変更しています。
通常の潜水艦捜索任務に加え、不審船など脅威対象の変化や、大規模災害など突発的な事態への対処など、任務の多様化が求められ、SH-60Jの老朽による代替を機に、能力向上を図るべく、同機を基にした日本独自の改造開発が行われた。